それでも分かったんだ。

わずかに残っていた僕の中の情熱から。
やっと分かったんだ。
僕が書きたかったものが。
僕に一番自然な表現方法が。
僕のしたかったことが。
「大切な言葉は書いてはいけない。伝えたい言葉は一度では伝わらない」
パラドックス? 違う違う。
日本語の破綻なんてもう恐れない。
正しさなんて信じない。
終わりなんて無い。
僕が生きている間はいくらでもいくらでも。
ああ、よかった。
本当に、よかった。