同僚がなんてことなしに仲を深めてる姿を見て、なんだか泣きそうになる。
僕は人付き合いがあまり得意ではないから、いつも下ばかり見ている。
声をかけるのに勇気が出ない、なのではない。きっと、声をかけるという行為自体が酷く疎ましいのだ。
この性分は損ばかりしているが、自業自得なのでザマーミロだ。
徒党を組んで、なんとなる。敵と味方を作り続けるのは、賢い行為なのだろうか。
しかし結局本能レベルで人に拒絶されるのを恐れている僕が一番悪い。
知られていないということはきっと存在していないということと同義なのだろう。
最近は頭の中に切ない映像が流れ込んできて閉口する。
薬も結構増えてきたが、いまだに絶望は僕を離してはくれない。
いっそみんな死んでしまえと思うこともあるが、幻のようなものだ。
ずっとずっと暗い底で一人ぼっちだ。