若しくは何かしらの致命的欠陥があったとしても。

何故僕が其れに対して嫌悪の対象として判断しなければいけない?
沢山の軽蔑の目で見られ、様々な非難中傷を受け、冷たくあしらわれ、いまだ人間とさえ想われていないこの僕が。
沢山の一方的な好意を持つごとに裏切られ、不快がられ、嫌がられ、離れられたこの僕が。
まさか、僕が愛されるとなんて信じられなかったこの僕自身が。
何故真摯な思いに応えないほど不誠実に努められるなんていえる。
其れこそ僕には今何もかも見えていると言うのに。