やっぱり詩を書くのは嬉しい。
それがうまくかけてなかったとしても、フレーズを重ねていると心が躍る。
随分と忘れていたけど、僕はやはり心から詩を書くことに心酔している。
そこに僕の唯一の自己愛が存在しているのだろうと想う。
ふと今の自分を振り返り、僕は大成できない人間だと知る。
だけど、例えば小説であるならば、僕は割りと印象に残る登場人物であれたと信じたい。
そんなことを自分の人生を物語として思い浮かべながら想った。
堕落し、怠慢を尽くし、非力で、根性なしで、いつも逃亡の一手である。だが恵まれている。
そんな彼を見たら、恐らく読者は不愉快に感じるだろう。
不愉快という事で、少しの間くらいは覚えていてもらえるだろうか?
そうあればいいなと切に想う。
願わくば、物語は賑やかな方がいい。