一人で家にいる。
何だか急に怖くなって、ずっと水面下に隠れたりしていた。僕を知っている誰かに出会えば、たちまち嫌われてしまう気がした。
きっと日記に取り留めなく愚痴を書いたせいもあるのだろう。書くことによって、気持ちは整理できたけど、其れを他人に見せているという事を次の日考えて、少しだけ嫌な気持ちになった。
特に最近は色々とデリケートなことが多かったから、色々神経質になりすぎたのかもしれない。
眠る事は出来なかった。
引っくり返した吸殻はいつまでも床に散らばったまま。妹が家に来るまでには片付けないと。
ピアスが一つ取れたんだけれども、もう穴が何処にあったか分からなくなった。よく皆探し当てられるな、と思った。
なんていうか、嫌うという事は、見下すという事に近い事なんだな。怖いという事は、軽蔑するという事に近い事なんだな。皆皆、常に評価し続けているんだな。
そんな事をふと考えたりした。僕には現実感が沸かない。ただの戯言。語呂合わせ。
どうでもいい。
夢を見たい。また、何度も思い出したくなるような夢を。
空はなんて綺麗。綺麗なのだろう。僕にはボンヤリとしか分からないけれど。