アームカットさえすれば、世界は目くるめく変わって、僕は少しだけ綺麗になって、一杯一杯感情が溢れて、夜空の星達が恋人達を祝福している姿を僕も笑って手を振って、もう傷つかなくていいといつもの妄想の声が優しくなって、また昔のように瞳孔が開きっぱなしになるほど目の前が輝いて見えるようになる、って信じていたのだろうか。