今日の日記。

晴れ時々集中豪雨。
バイトのシフトが大量に入り、目に見えて不安定になる。
具体的には、言葉がとげとげしくなる、些細な事でイライラし罵声を浴びせそうになる、言動全てに余裕がなくなり全てを投げ出そうとしてしまう。
従業員たちの好意的なからかい、ちょっとした文句、皮肉、嫌味、定型文のようないじり文句さえ、馬鹿にされているのではないか(馬鹿にされているのかも知れない)という考えが頭から離れず、その言葉が見る見るうちに要素分解され、僕に対する悪口へと頭の中で反芻される。
また、人の視線が怖い。僕を睨んでいる気がする。僕のことを咎めている気がする。見透かされている気がする。みられたくないところばかり見られている気がする。
胃が酷く痛む。慢性的に嘔吐感が酷い。吐きはしないが、喉が詰まるような感覚に襲われる。それすら、嘔吐感が混ざった咳すら、人々から「重病のフリをして」と軽蔑されているような気がして、人前でするのが辛い。でも我慢できない。更に胃が痛む。
癇癪を起こしそうになるが、なんとか耐えられている。何かを叩きつけたくなる衝動はまだ、抑えられる程度で済んでいる。
顔にはできるだけ出さないように頑張る。出来る限りフレンドリーに、人のよさそうに、努めている。成功しているかは自信が無い。
昼、停学の相談のため学校に行く。
学校に行くと、普段よりも更に体が萎縮し人と顔をあわせるのが辛くなり、うまく言葉が出なくなっていく。顔をあわせるとすぐさま正論によって詰られそうで怖い。音楽で耳にふたをしなければ、様々な声が聞こえてきそうで辛い。学校にはできるだけいたくない。まだ今日は僕を知っている人が居ないだけましだったとは思う。だけどやはり学校内では常に怯えてしまう。
学生課教務課へ。担当者を待っている間様々な人にじろじろ見られている気がした。停学の手続きなどをいきなり声をかけるのは、何かとてもいけないことをしているような気がして、怒られるんじゃないか、説教を受けるのではないかと不安になった。
話を聞く。保護者との相談は済んでいたが、研究室との相談は全くしてないので、研究室とも相談するようにと言われた。
後期が始まる八日にはその足で研究室に行かなければならない。其れが辛いから休学の手続きをしていると言うのに。
憂鬱だ。僕にとって研究室は。学校で最も行きたくない場所のひとつだ。
何より、様々な人に哀れみや軽蔑や特異な目で見られる、大勢の目の前に晒されるような気分になるのが惨めだ。
別に研究室の人が僕に対してだけ意地悪に接しているわけではないとは頭では分かっている。だけど苦手だ。
僕のような劣等生をネタの一つのように扱われているような気がしてならない。僕のようにアウトサイダーな人間を、デザイン情報学科の個性的な飾りにして、面白がられている気がしてならない。僕と言う人間、僕と言う個人がいると言う事を本当の意味で理解してないのではないかと疑う事も多い。
何より、其れが所謂一目置いている、のようなプラスではなく、馬鹿にし軽蔑しその駄目さ加減を吟味する事により、人間のピラミッドを上から目線で見られている、そんな感覚が妄想であれ現実であれいつでも付き纏っている。
ちょっと前に述べた、自分達よりも下のステージの人間を、同じ人間として扱う事によりできる、皮肉的な笑いのような、そういう感覚。あながち間違えていないような気がする。
そして研究室に行くと必然的に同じ学科の人にもあわなければいけなくなるのが、何より苦痛だ。僕とは違いきちんと学科で自分の居場所を作り自分なりの技術を身につけ、卒業制作や就職活動に躍起になっている、ノーマルな同級生。僕を珍獣扱いする彼らが怖い。とても怖い。そして僕はいつも彼らに対して謝る立場で居るのが余計に辛い。知っている人に出会うたびに申し訳なかったり惨めだったりする。同級生に限らず同じ学科で僕を知っている人の大半に対して僕は惨めな気持ちを抱かずにはいられない。辛い。
だけど研究室にはどちらにせよ行かなければいけないので、最大限に心を強く持たなければ。癇癪を起こしたらごめん。でも僕は別に理由のないキチガイではないんです。
あと、精神病院でカルテを貰ってこなければいけない。これも酷く憂鬱。
まず病院探しが憂鬱。もう四度くらい病院を変えているが、それらには行きたくない。
かといって新しいところがきちんとしているところかどうかもとても不安。
何より、予約をとるのに時間がかかりカルテを貰うまでの長い日々がとてもなく不安定で怖い。
そもそも精神病など初心で判断なんて下せるはずもないので、一体どんなカルテをもらえと言うのだ。
しかも統合失調症なんて、その中でも特に診断を下すのが難しい病気だと聞いているのに。
初心で、停学手続きを推奨するようなカルテをもらえるなどとはとてもじゃないが思えない。
寧ろ、学校に行け、誰かに相談しろ、腕は切るな、ナド言われて終わりなんじゃなかろうか。想像するだけで胃が痛い。特に病院が外れだったときなど苦しくて仕方がない。
正直口述で伝えられる自信が全くないので、紙か何かに箇条書きでまとめて持って行こうと思う。
どうかどうか、せめて、普通の精神科医でありますように。
これらが全て揃うまでどれくらい時間がかかるのだろうか。その間僕はどうすれば好いのだろうか。僕は何時になったらこんな惨めな気持ちから脱出する事ができるのだろうか。
携帯電話を壊したい。でも親に連絡しなきゃいけないから我慢する。
お金もない。休学したら奨学金も止まるので、要対策。
バイトは来月から完全にストップさせなければ心が壊れてしまいそう。
ひどい事はしたくない。楽になりたい。
相変らず部屋は壊滅的だ。掃除したいけど掃除する気力がない。
人の前では何とか気丈に振舞えているはず。
アームカットは、ほどほどにしたい。
人並みになりたい。