随分と不調な毎日。
何事に於いても僕がずれている。
あの子も振り向いてくれないし、うまく言葉にならないし、緩やかで確実な時間のせいでやるべきことを見失ってしまうし、お金を使いすぎてしまうし、誰かの好意的な視線を疑ってしまうし、誰かの傍にいたくてたまらなくなってしまうし、一人ぼっちが時々酷く楽に感じてしまうし、全て消して何もかもなくして楽になりたくなってしまうし、期待しすぎてしまうし、惰性で見てしまうし、時間を浪費しすぎて怖くなってしまうし、音楽がどんどん錆びていくし、僕は相変らず気持ち悪いままだし、ネックレスはうまく付けられないし、朝が来ると泣きそうになるし、どんどん時間のせいで会うのが怖くなってしまうし、独り言を呟きたいときにそのツールを失いそうになるし、彼女とのやり取りで僕が分かった風な口を利いてるし、隠れてばかりいるし、真意を汲み取られないことのほうが多いし、冗談を本気にされるし、あの人の言葉で勘違いしそうになってしまうし、何もかもから逃げてしまいそうだし、将来は絶望的だし、相変らず意気地なしだし、何かに気を取られて大切なことを忘れてしまうし、他人の評価の通りの自分にはなれないし、伏線は一向に回収されないし、事実は事実でしかないし、夢の中では楽しいし、台風は景色を変えてくれないし、寝るのが怖いし、本を読めていないし、僕は生きているし、僕だし。
もう泣いているのか、目が痛くて涙が出ているのか分からない。