毎日。

面倒くさがりながらも学校に行って、うとうとしながら授業を受けて、昼ごはんはいつも同じメンバーで食べて、くだらないことで盛り上がって、学校が終わったらサークルに行って、下手糞だけどベースが楽しくて、課題が大変大変って言いながら、実際はそこまで難しくなく、ちょこちょこやって、バイトの日はくたくたになりながら職場の人のからかいに笑って、恋人に甘えてばかりで叱られてでもまだまだ熱は冷めていなくて、駄目だ駄目だいいながらも一応単位は取れていて、就職不安だといいながらもなんとなくポートフォリオといくつかの企業にめぼしをつけて、大したことない就職だったのに、親に散々褒められて、友達たちが其々の就職について、其れがとても面白くて、人並みに悩みがあってもなんとかなって、なんとかなって、生きててよかったななんて柄にもなくふと思ったりして、冴えないけど幸せだったと死ぬ間際に言える、なんて夢。残酷な夢。僕に見せないでおくれ。