僕は何をやっても。

だめなのね。
おかしいのは夕暮れ? きっと僕。
生活能力のない僕を友達は必死で助けてくれる。きっとほっとくと僕は死んでしまうから。
「自分では何も出来ないの。だから助けて、だから教えて、だから気付いて」
僕が小さな子供だったら問題はなかったんだろうね。僕がまだ幼ければ。
しかしもう育ちすぎたの。何も出来ないまま大きくなってしまった。
いつか人間らしい精度をもってみたい。
せめて自分が生きる生活能力を手にしてみたい。
それができないなら、せめて。
僕を優しい子だなんて想っている貴方を尊敬しているんですよ。だからごめんなさい。
僕を頭の好い人間だって思っている貴方たちが大好きなのですよ。だからごめんなさい。
僕を好きだと言ってくれる貴方が好きでたまらないんですよ。なのにごめんなさい。
僕に気付いてくれる貴方たちに救われているんですよ。なのに、ごめんね。