病魔はスベカラク襲い。

僕は一定の出来事で盲目になる。
様々な推論はあくまでその域を脱せず。
悪魔は僕を僕とせず。
人は僕の肉を見ず。
食べ残しても嬉しく想いたい。
嫌われてもオレンジのその皮膚に触れたい。
痛いのは少しバカリの希望。
辛いのは想いが叶わない肉体か。
人を想うのは栓ない。
想わないのは意味すらない。
完全な詩人に成れるならば、醜く老うのもイトワナイ。
人を感動させるならば壊れてもみせよう。
「確なものはない」ならば何が夢か。
「愛している」ならば何が人なのか。
美しさを語ろうならこの目は足りない。
もはや叫びあげる気力もない。
素晴らしい肉体を作り上げ、その胴体はヨモヤキケイにフサワシク。
そして病魔はスベカラク襲い。