駄目に駄目に駄目に駄目に駄目に。

「楽になりたいよ。」「どうやって?」
「それをおしえてほしいんだ。」
「だってあなたは楽になりたいんだからね。」
「そうなんだ。もう悩むことも笑うことも痛むことも地に浮かないことも月が綺麗なことも壊れそうなことも死んでも好いと呟くことも。」
「私とこうやって。」
「うん。」
「あなたは卑怯だけどだから好きよ。」
「初めてだね。」
「そう。」
「悲しいかな?」
「皆幸せよ。」
「それは良かった。本当に良かった。」
「……そうね。」
「嬉しいけど、悲しいや。」
「……そうね。」