本当に本当に、僕は病気なんだね。
平気だと想っていたはずなのに。 いつの間にかその言葉は嘯いた言葉でしかなくなってしまった。
怖い。 冷ややかな言葉をかけられるのが怖い。 逃げたい。 現実が嫌い。さようなら。 誰か僕を殺してはくれないだろうか。
僕は殺人鬼。恐らく、其れが一番のたとえ。
気付いてください。 僕に。僕の悪意に。 気付いてください。 僕に。僕の不誠実に。 気付いてください。 僕に。僕の怠惰に。 気付いてください。 僕に。僕の冷酷さに。 気付いてください。 僕に。僕の嘘たちに。 気付いてください。 僕に。この本当の僕に。
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