考えていること。

この前某友人と話していて、自分の中でやりたいことが明確になったので、文章にしておくことにした。
僕が何より成し遂げたいのは、詩に対する敷居を低くすることだ。
今は正直、おおよそのものが物好きが読む文学だとされているところがあると思う。
そこで今までの、教養としての詩を、これからは、娯楽としての詩へと変えていきたい。
僕が活動しているライトポエムというものは、まさにそれを意図して作っている。
小難しくなく、かつ安直過ぎずに、読んでいる人を気軽に感傷的にしたいのだ。
その為に考えたことがいくつかある。
まずは、インターネットに無数もある詩を適度に洗練して書籍化することだ。
といっても、インターネットだとピンからキリまであるので、そこにある程度の審査は必要だと思う。
そして、選ばれた詩は普通の若者にも手軽に取れるように、ポップなイラストなどを(物語性が無い分、本文にイラストは少し難しいので、せめて表紙だけでも)交えたい。
また、文量もあまり多いと気後れしてしまうので、大体普通のライトノベルの三分の一くらいが妥当かなと思っている。
最近は、ネットにある作品を書籍やCD化して販売していく傾向があるので(これは個人的にとても良い傾向だと思う)、それに詩集も乗っかかっていきたい。
残念ながら、僕にはその仕組みを作り上げるほど、能力が無いのだが、他の同志を増やしつつ、時間をかけてその方向性に近づけていきたいなと漠然と思っている。
詩とは、小説などと比べて、誰しもそこまで読書の努力をしなくても楽しめるものだと、僕は信じている。
確かに小難しいものや意味が掴みとりづらいものも多いが、それは作者が努力することでいくらでも変えていけることができると。
僕ももう直ぐ取り返しのつかない年齢になってしまう。
今では僕より若い詩人の方が目立つくらいだ。
だから、この衰退気味な詩という分野に一石を投じたい。
とりあえずは、僕は文学フリマなどで自分の作品を主義に則り本にして売るつもりだ。
もしもこの日記を読んで、少しでも共感してもらえたり、興味を持ってもらえたなら、是非自らの出来る範囲でこの考えに協力して欲しい。
そしていつか、同じ道を歩けることを信じて。