唐突に様々な悲観が酷くなった。
例えば家族が皆死んでしまったら、僕はどう生きていけば好いのだろうか。
其れが恐ろしくて恐ろしくて、泣けてくる。
例えば家族が今の僕の本当の姿をあらためて知り、どう想うだろうか。
情けなく想うだろうか、がっかりするだろうか。
其の姿を思い浮かべるたびに、心が張り裂けそうになる。
例えば、僕が今死んでしまった後どうなる。
今僕が死んで残るものと言えば、とるにたらないものばかりだ。価値のある人生ではなかった。
僕の人生の報いは、一体何処で支払われると言うのだろう。
僕がいかに価値のない人間なのかと言う事を嫌と言うほど実感させられて、酷く惨めな気持ち。
そして、今の生活は、本当にギリギリの危うさで辛うじて巡っているということを実感させられる。
僕が、社会に出られさえすれば、問題なんてなかったのに。
僕が、強ければ、問題なんてなかったのに。
いつでも全て僕が悪かった。