不登校四日目。

勿論、休学はほぼ決定事項となり進行している、のですが。
しかし決定ではない。だから結局は僕の不登校に違いはない。
そして休学が決定事項になったとしても、あと一度は学校に行かなければならない。
其れは苦痛。物理的可能を考慮に入れても辛い。
勿論其れから逃れる手立ては僕にはまだ残っている。
近々こちらに様子を見に来てくれる親に休学の手続きを頼むと言う手段。
しかし、とても不安。勿論親を信頼していないとかそういうのではなく(そういうので果たしてないのだろうか?)
要は、親の僕の今の状態に対する把握がどの程度なのかが不安。若しくは、親が僕の今の状態を把握するための材料となるものに内在する矛盾に対して僕は非常に不安を持っている。
一つ。僕のこの病気に対して、どう認知していただいているか。
一つ。僕がそれでもバイトに行っていることに対して、どう認知していただいているか。
一つ。どの状態の僕を本当の僕、もしくはどの状態の僕が偽者だと認知していただいているか。
一番上。僕の「病気」だと半分くらい決まっているこの何か。
其れを甘えだと思われていないだろうか。僕に其れを否定する材料はない。
其れを怠慢の末のいいわけだと思われていないだろうか。僕に其れを否定する材料はない。
其れを大げさな悲劇のヒロインの演技だと思われていないだろうか。僕に其れを否定する材料はない。
其れを、嘘、だと思われていないだろうか。僕にこれが嘘ではないと信じてもらえるだけの信憑性なんて、ない。
どうしようもないどうしようもない。
二つめ。僕が学校に行けないということと、バイトには辛うじて何とか行っているということとの間にある、絶対的な矛盾について。
これが僕の病気に対する信憑性を酷く失わせている。
これが僕の努力次第による改善が可能と言う事実を匂わせている。
これが僕の、嘘、だと思わせてしまっても仕方ない、真実、を鬩ぎ立てる。
そして、僕の雀の涙ほどの努力は、結局は僕を追い詰めるだけで、僕の尊大な甘えが、其れをその様な舞台に用意する。
抗えない。まだ、抗う事が出来ない。僕の解答はいつも僕の都合の悪いカンばかりが後日談形式でよく当たる。
どうしようもないどうしようもない。
三つめ。僕の日常生活における多面性。
当然ながら僕も、様々な人間関係の中で、様々な自己を作る事により、その場をしのぎ続けていた人間であるために、元気な僕も少なからずその中に内在していた。
其れこそ嘘や歪曲だって多数にある。
その嘘や歪曲が、親自身に向けられていると、もしも親御様が思ってしまったら、どうする。人間の多面性を知っているはずの皆々様だ、今の、この、僕の、これら、が、全て嘘だと、もしも、考えてしまったら、どうする。
どうしようもないどうしようもない。
僕自身が僕の嘘に騙されている可能性は?
嘘の定義もあやふや。
だから僕は大人になれない。
もう、一生ならなくても好いけど。
その代わり、殺すなり終わるなり止めるなり消えるなり僕が僕じゃなくなるなりしてくれないだろうか。


頭が暴走した。
でも今の状態で一番好いのは親に頼む事なのは事実だけど、そううまくはいかないし、色々大変なので、勇気を出して何とか学校に行かなければならない。
本当は外に出たくない。人に会いたくない。怖い。会いたくない。バイトだって行きたくない。閉じこもりたい。
でもまだ僕は自分のギリギリの範囲内で、人に迷惑をかけないように頑張っている。でももう限界。
そしてこの頑張りのせいで、僕は余計に他人から不信感を抱かせている。


何故僕はこんなにも他人に不信感を抱かせるような生物なのだ。何故僕はこんなにも他人に疑われるような事しか出来ないのだ。何故僕はこんなにも他人の信頼を裏切る事しか出来ないのだ。何故僕はこんなにも他人に軽蔑される事しか出来ないのだ。何故僕はこんなにも他人に嫌われるような事しか出来ないのだ。何故僕はこんなにも他人に疎まれるような事しか出来ないのだ。何故僕はこんなにも他人に馬鹿にされるような事しか出来ないのだ。何故僕はこんなにも他人に憎まれるような事しか出来ないのだ。何故僕はこんなにも他人の役に立たない生物なのだ。
僕はドウシテこんな僕じゃなきゃいけなかったんでしょうか。
もう嫌だ。
凄く嫌だ。