夜も更けてまいりました。
皆々様、お元気でしょうか。
随分と僕と疎遠に成り、日常の中に僕というものを欠落してしまったこととは想いますが、変わらぬ毎日を送り、余り苦しくなく消費していることを祈っているばかりです。
皆々様、僕はとても酷い人間です。
最近は夢見が悪いせいか、とても不謹慎に生きています。
昔の(今では僕がまだ幾分かの純粋さと良心を持ちえた頃が懐かしくて仕方在りません)僕を僕だと認知していただいている方々、本当にごめんなさい。
僕は、もう駄目になってしまったのです。
孤独は病です。あれは人を狂わせるのです。
良心や誠実さ、他人に目を遣ることさえ、今の体ではとても難しいことなのです。
確かに世界には愛が溢れていました。前に貴方が言っていたことは決して嘘では在りませんでした。
しかし、僕は駄目なのです。僕では駄目なのです。愛情や友情や信頼や常識の類には、思うに何かしらの合言葉が必要なようです。僕にはその言葉が分からないのです。必死に探してまいりました。誰かの言葉にヒントがあるのではないかと、ずっと探しておりました。
しかし遂には見つからずにいます。
僕はとても今単純な位置にいます。
ただただ、孤独なのです。ただただ、一人なのです。ただただ、日常を満足に生きられないのです。
確かに不安定ですので、何事にも笑っていられるのかもしれません。しかし本質から目をそらしてばかりはいられません。
僕は、皆々様を愛しております。心から慕っております。
僕はいつからか其れの対価を求めていました。
ごめんなさい。
黴菌のように生きてまいりましたので、最近は出来る限り人に触らないようにしています。
ごめんなさい。